ギリシャ出身のレオニダス・カヴァコスは今や世界でもっとも評価されているヴァイオリニストの一人と言って間違いないでしょう。先日発売されたバッハの無伴奏曲全集CDも格調高くもしなやかな演奏で高い評価を得ています。揺るぎのないヴァイオリンの音、哲学者を思わせる思索にあふれた演奏スタイルは多くの人を引き付けています。
2日に分けて、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータとソナタの全曲が演奏されます。2日目の最後を飾るのが無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ですが、その終曲「シャコンヌ」はきっと多くの人の心を揺さぶるでしょう。