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監督、俳優…新しい日本の才能に注目

野村 正昭

映画評論家

耳をすませば

大胆な企画だと思う。95年に柊あおいの原作漫画をスタジオジブリがアニメーション化して大ヒットした『耳をすませば』を実写映画化しようというのだから驚いた。しかも、主人公たちの中学生時代に加えて、完全オリジナルで、10年後の物語を描こうというのだから、ファンならずとも気になるところだ。だが、そんな心配は杞憂にすぎなかった。安原琉奈演じる雫と、中川翼演じる聖司の出会いのエピソードは、あくまでも初々しく、そして、それと並行して、清野菜名と松坂桃李演じる二人が、東京とローマで夢に向かって模索する姿が描かれ、原作の精神を損なうことなく、ハーモニーを奏でている。嬉しかったのは、二人が共に過ごした"地球屋"が丁寧に再現されていたことで、おじいさん役の近藤正臣も適役。アニメ版のラストと今回のラストが見事に呼応しあっているのも、爽やかな印象として心に残る。

22/10/12(水)

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