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大人目線のクラシック通
樋口 裕一
作家
ヴィクトリア・ムローヴァ ヴァイオリン・リサイタル
22/11/20(日)
浜離宮朝日ホール
ヴィクトリア・ムローヴァはソ連出身。世界的に活躍を始めた1983年、フィンランドの演奏旅行の途中に西側に亡命。まるで映画のような亡命劇は当時大きな話題になりました。近年、古楽のスタイルによる演奏にまで表現の幅を広げ、これまでコンサートや録音で多くの人を感動させてきました。 今回も、古楽器と現代楽器の両方の演奏がなされます。古楽器で演奏されるのは、ベートーヴェンの第4番と第7番のソナタ、現代楽器で演奏されるのが、武満徹の「妖精の距離」とペルトの「フラトレス」、シューベルトのヴァイオリンとピアノのためのロンド ロ短調 D895。 フォルテピアノとピアノを弾きわけるのはアラスデア・ビートソン。楽しみが広がります。
22/11/12(土)