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現代作曲家の立場で分かりやすく紹介

三枝 成彰

現代作曲家

イゴール・レヴィット ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・サイクル・イン・ジャパン Ⅰ&Ⅱ

イゴール・レヴィットさんは旧ソ連のニジニー・ノヴゴロド生まれ、8歳でドイツに移住し、ハノーファー音楽大学に学ばれ、同大学史上最高の成績を収めて卒業されました。史上最年少で2005年のアルトゥール・ルービンシュタイン・ピアノ・コンクールに出場して入賞、さらにノーベル賞授賞式で演奏を披露し、ベルリン・フィルやライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団と共演するなど、着実にキャリアを積み上げてこられました。ユダヤ難民としてドイツに入国を認められた経験から政治的なメッセージを発することも多く、言論においても注目を集める存在でもあります。 ご自身が2019年の国際ベートーヴェン賞の受賞者でもあり、この作曲家に対して並々ならぬ思いをお持ちのレヴィットさんは、同年にベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を発表されています。 今回のベートーヴェン・ピアノ・ソナタ・サイクルはそうした流れを受けて企画されたもの。すでにヨーロッパでも行われており、各地で反響を巻き起こしたそうです。 11月18日(金)・19日(土)の紀尾井ホールで、要注目のピアニストのベートーヴェンにかける思いを確かめてみてはいかがでしょうか。

22/11/11(金)

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