私が企画にかかわった公演をご紹介いたします。「三大テノール」といえば、プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティ、ホセ・カレーラスのお三方が知られていますが、日本のテノール歌手にも実力があり華のある方は多くいらっしゃいます。私が考える日本の「三大テノール」はジョン・健・ヌッツォさん、樋口達哉さん、笛田博昭さんです。いずれも人気・実力ともに折り紙つきのお三方が共演する機会はなかなかないと思われるのと、テノールの歌声をじっくり聴いてみたいと思ったことがきっかけでこのコンサートを企画いたしました。 今年で第4回となるこの企画。今年はヌッツォ、樋口、笛田のお三方に加え、新たにカウンターテナーの村松稔之さんを迎え、「日本四大テノールの世界」にしました。まったく個性の違う3人にカウンターテナーが加わることで、さらにプログラムも多彩になりました。皆さんに楽しんでいただけるものになると確信しております。演奏するのはオペラ『トゥーランドット』『アイーダ』『フィガロの結婚』などからの名アリアの数々と、イタリア歌曲からいくつかを選びました。ご期待下さい。 11月16日（水）、サントリーホールにて。指揮は辻博之さん、合唱は六本木男声合唱団ZIG-ZAG、管弦楽は東京フィルハーモニー交響楽団。司会に永井美奈子さん。

22/11/9(水)