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クラシック業界ご意見番

東条 碩夫

音楽評論家

クリスティアン・ティーレマン指揮 ベルリン国立歌劇場管弦楽団 大阪公演

「ベルリン国立歌劇場管弦楽団が、今回はティーレマンと来日」   長い歴史を誇るベルリン国立歌劇場管弦楽団━━正確にはシュターツカペレ・ベルリン━━が6年ぶりに来日する。今回は総帥のダニエル・バレンボイムが体調の問題で来られない。が、替わりに来て指揮してくれるのは、なんとあのクリスティアン・ティーレマンだ。日本ではこれは初の顔合わせになる。むしろ、貴重な機会となって、面白いのではないかと思われる。 メインのプログラムは、ブラームスの4曲の交響曲の連続演奏である。サントリーホールでは7日に「2番」と「1番」、8日に「3番」と「4番」を演奏する。演奏会が各1回しかない熊本では「3番」と「4番」、大阪では「1番」と「2番」のみ、ということになるが、致し方ない。また6日のオペラシティでは『トリスタンとイゾルデ』からの「前奏曲と愛の死」およびブルックナーの「第7交響曲」が組まれている。 ドイツの良き伝統を引き継ぐ、いぶし銀のような陰翳の濃い音色を誇るこのオーケストラが、感情の動きの激しい指揮で定評のあるティーレマンを相手に、どのような表情の演奏を聴かせてくれるだろうか? ・12月2日 熊本県立劇場 ・12月3日 ザ・シンフォニーホール(大阪) ・12月6日 東京オペラシティ ・12月7日、8日 サントリーホール

22/11/25(金)

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