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おとなのJ-POPとJ-ROCKを紹介

平山 雄一

音楽評論家、プロデューサー、俳人

『弱虫のロック論 番外編 -80'sの話をしよう-』Vol.2【配信あり】

11月に開催したトーク&ライブ『弱虫のロック論 番外編 -80`sの話をしよう-Vol.1』はRED WARRIORSのダイアモンド✡ユカイさんをゲストに迎えて大成功。80年代のロック・フェスの実態や、バンドマン・ライフの機微をNGワードなしで語ってくれて、会場のオーディエンスは貴重なエピソードに聴き入ったり大笑いしたり。中でもライブで「80年代の名曲を歌います」と言ってユカイさんがアコースティック・ギターで弾き語った尾崎豊の『シェリー』は本当に感動的で、同じ事務所に所属していた後輩の残した名曲が時を超えてよみがえった瞬間だった。 そして『Vol.2』のゲストはZIGGYの森重樹一さん。森重さんは国立市出身で、立川市出身の平山の隣町で育ったミュージシャンだ。国立には「たまらん坂」という坂があり、その坂を題材にして忌野清志郎が『多摩蘭坂』という名バラードを作ったのでRCサクセション・ファンの聖地となっている。立川や国立のある東京都下(かつては差別的にこう呼ばれていた)の三多摩地区は清志郎の他、ストリート・スライダーズなども輩出。ここがロック・カルチャーの発信地のひとつであったことは間違いない。『Vol.2』ではこの地区を巡るローカルな話が展開される予定だ。もちろんZIGGYを巡るぶっちゃけトークも飛び出すだろう。     『Vol.1』ではTHE BLUE HEARTSやBOΦWYなど「黄金の80年代」を飾ったバンドについて平山とユカイさんが語り合っていると、当時の自分を思い出したのかオーディエンスたちの表情がどんどん若くなっていったのが印象的だった。きっと『Vol.2』でもこの奇跡が再び起こるに違いない。 「黄金の80年代」に青春を過ごしたバンドブーム世代の方々に、ぜひぜひ来てほしい。そしてこの困難な時代を、一緒に笑って生き抜きましょう。

22/12/4(日)

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