評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!
大人目線のクラシック通
樋口 裕一
作家
新国立劇場オペラ『タンホイザー』
23/1/28(土)~23/2/11(土)
新国立劇場 オペラパレス
ワーグナーの作品の中で最も親しまれている『タンホイザー』。官能に溺れた中世の騎士タンホイザーがエリーザベトの愛によって救済を得る物語です。官能の踊りの音楽、清純な祈りの音楽、勇壮な行進曲や合唱曲など、ワーグナー初心者でも、心躍らされるドラマと音楽にあふれています。寒い季節、ワーグナーの強烈な熱に触れては、魂の中央から燃えてはいかがでしょう。 タンホイザーを歌うのはバイロイト音楽祭でも主役格のレパートリーを長年歌って大活躍だった大歌手ステファン・グールド、指揮は近年、高い評価を得ているアレホ・ペレスが指揮にあたります。 心の奥がうずうずするような官能的な音楽、そして清純を求める魂の音楽などを堪能できると思います。
23/1/17(火)