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水先案内人のおすすめ

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落語、講談、浪曲など演芸全般をカバー

長井 好弘

演芸ジャーナリスト(元読売新聞編集委員)

天中軒すみれ 年明け披露

東京芸術大音楽学部楽理科から浪曲の世界へ飛び込むという、異色かつ気鋭の若手、天中軒すみれの晴れ舞台だ。「年明け」は、師匠の下での厳しい修業期間を終えた若手が一本立ちをすること。落語家が前座から二ツ目に昇進するのと同等である。これからは一人前の浪曲師として扱われ、自由に羽ばたくことができる。うれしい門出の会には、師匠の雲月をはじめ、一門の先輩である月子、景友らも出演、大阪からはベテラン松浦四郎若も駆けつける。よく伸びる声、真っ直ぐな芸風。上方の新星・京山幸乃との勉強会「ゆきのすみれ」など、様々な若手の会で、すでに注目を集めているすみれ。今、伸び盛りの芸とその行く末を見届けたい。

23/1/3(火)

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