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クラシック公演の魅力をやさしく解説

田中 泰

音楽ジャーナリスト

《METライブビューイング2022-23/ケヴィン・プッツ『めぐりあう時間たち』》

昨年11月にスタートしたMETライブビューイングの新シーズンは、『メデア』&『椿姫』という古典的名作によって聴衆を魅了。第3作は一転世界初演となるケヴィン・プッツの『めぐりあう時間たち』の登場だ。 このタイトルを観て「同名の映画があったような」と思った方は大正解。2002年公開のアメリカ映画が存在する。そしてこの時サウンドトラックを担当したのが、“ミニマルミュージックの旗手”と謳われるフィリップ・グラスだったことも有名だ。ということはオペラの方もグラスかと思いきや、新作の作曲者はケヴィン・プッツ。初オペラ『静かな夜』でピューリッツァ賞を受賞した話題の天才作曲家だ。これはぜひ両方を見比べて楽しみたいと思うのが人の常。期待は募るばかりだ。

23/1/28(土)

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