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クラシック公演の魅力をやさしく解説
田中 泰
音楽ジャーナリスト
大塚直哉が誘うバロックの世界 Vol.2
23/3/25(土)
神奈川県民ホール 小ホール
古楽のスペシャリストにして極めつけに優秀な鍵盤楽器(チェンバロ&オルガン)奏者、大塚直哉によるバロック案内の第2回目は、J.S.バッハの『平均律クラヴィーア曲集』第1巻がテーマだ。 バッハの代表作にして、すべての音楽家たちの指標。そして「音楽の旧約聖書」と讃えられるこの作品は、まさにバッハが描き出した“音楽の小宇宙”といった趣だ。この曲が作曲されたのは1721年。今から約300年も前に、バッハはいったい何を思ってこの素晴らしい作品を作曲したのだろう。その問いかけへの答えを探るべく、大塚直哉のステージに臨みたい。 今回は神奈川県民ホール所有のフランス式チェンバロで披露されるこの作品が、バロック音楽への誘いであること間違いなし。
23/3/16(木)