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現代作曲家の立場で分かりやすく紹介

三枝 成彰

現代作曲家

新国立劇場オペラ『ホフマン物語』

新国立劇場オペラの2022/2023シーズンから1作。ジャック・オッフェンバック作曲の『ホフマン物語』です。 オッフェンバックは19世紀のヨーロッパで活躍した、ユーモアと風刺精神あふれるオペレッタやオペラ・コミックで知られる存在です。代表作は『青ひげ』や『美しきエレーヌ』『天国と地獄』などですが、彼のただひとつのオペラ『ホフマン物語』も、1881年の初演から現代に至るまで、親しまれている作品。原作はドイツ・ロマン主義を代表する作家のひとりE.T.A.ホフマンの3つの物語。主人公はホフマンその人。歌う人形や歌姫、娼婦と恋に落ちますが、いずれも想い敗れるという物語。 今回、演出のフィリップ・アルロー、指揮のマルコ・レトーニャともに新国立劇場初登場とのこと。アルローさんは“光の魔術師”の異名を取る演出家。バイロイト音楽祭など世界で活躍中です。今回は美術と照明も兼ねるとのことで、どんな切り口でこの一筋縄ではいかないオペラを見せてくれるのか、必見です。公演は3月15日(水)、17日(金)、19日(日)、21日(火・祝)。

23/3/5(日)

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