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注目の若手指揮者がクラシック初心者も安心の公演を紹介

坂入 健司郎

指揮者

第12回 音楽大学フェスティバル・オーケストラ

これぞ、オーケストラ作品の極致!という作品をこれでもかと並べたプログラム。 ヨハン・シュトラウス2世がジャンルを確立したと言われているウィンナ・ワルツの「傑作」は、早世した弟のヨーゼフ・シュトラウスの作品を聴き逃しては語ることができない。 とりわけ「天体の音楽」はヨーゼフの最高傑作。伊福部昭「シンフォニア・タプカーラ」も伊福部の代表作。そして、井上道義氏が幾度も演奏している作品で、昨年のNHK交響楽団との鮮烈な名演も記憶に新しい。 そして、メインプログラムはストラヴィンスキーの「春の祭典」。以前も音楽大学フェスティバル・オーケストラでは準・メルクル氏を指揮者に迎えてこの「春の祭典」を取り上げたが、私の人生においても忘れられないほどの熱演だった。今回も素晴らしい演奏を聴くことができるはず。 2024年末に指揮活動を引退すると宣言している(私はまだ信じたくないが)井上道義氏による音大生へのメッセージ。これほど強烈で刺激的な一日はないだろう。その化学反応を楽しみに演奏会に出かけてみてはどうだろう。

23/3/11(土)

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