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劇団四季と宝塚と歌舞伎をこよなく愛する
原田 順子
演劇ライター
【一部公演中止】四季『クレイジー・フォー・ユー』劇団四季
23/4/25(火)~24/2/13(火)
KAAT 神奈川芸術劇場 ホール、相模女子大学グリーンホール 大ホール、ひこね市文化プラザ エコーホール、東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール、枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホール、神戸国際会館こくさいホール、SAYAKAホール(大阪狭山市文化会館) 大ホール、レザンホール(塩尻市文化会館)、ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)、いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール、川商ホール(鹿児島市民文化ホール)、三重県文化会館 大ホール、岡山芸術創造劇場 ハレノワ 大劇場、小牧市市民会館、名取市文化会館 大ホール、リンクステーションホール青森(青森市文化会館)、八戸市公会堂 大ホール、盛岡市民文化ホール 大ホール、やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館)、あきた芸術劇場ミルハス 大ホール、荘銀タクト鶴岡 大ホール、本多の森北電ホール、富山 オーバード・ホール 大ホール、フェニックス・プラザ 大ホール、海老名市文化会館 大ホール、那覇文化芸術劇場 なはーと 大劇場、J:COM ホルトホール大分 大ホール、長崎ブリックホール 大ホール、市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)、キャナルシティ劇場、東京エレクトロンホール宮城、富士市文化会館ロゼシアター 大ホール、アクリエひめじ 大ホール、Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
4月25日から7月22日まで、横浜のKAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉で、劇団四季のミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』が期間限定で上演されます。 日本初演は1993年、劇団創立70周年の今年は、『クレイジー・フォー・ユー』にとっても上演30周年の節目に当たるわけです。常に再演希望が数多く寄せられる作品でもあり、この記念すべき年に8年ぶりの上演が実現しました。 この作品の魅力はまずなんと言っても、アイラ(作詞)とジョージ(作曲)のガーシュウィン兄弟による名曲の数々。ジャズが好きな人にはたまらないスタンダードナンバーの宝庫です。ジャズに詳しくなくても、耳に心地よいメロディと、和田誠さんと高橋知伽江さんの韻を踏んだ訳詞は、絶対楽しめると思います。さらにタップをはじめとするスーザン・ストローマン振付のダンスは、電話機やロープ、パエリア皿、椅子など、日常の道具を巧みに使っていて、毎回感心するばかりです。また、シンプルだからこそストレートに心に響く“ボーイ・ミーツ・ガール”のストーリー、そして、全編笑いにあふれた舞台は、コロナ禍で沈みがちだった気持ちを元気にしてくれると思います。
23/4/14(金)