Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!

現代作曲家の立場で分かりやすく紹介

三枝 成彰

現代作曲家

オペラ『メデア』

本年60周年を迎える東京・日比谷の日生劇場。“NISSAY OPERA 2023”と題された一連の記念企画のスタートを飾るのは、ケルビーニのオペラ『メデア』です。 ケルビーニは18世紀から19世紀にかけてイタリアで活躍したオペラ作曲家。多くの分野ですぐれた仕事を遺しましたが、そのなかでもっとも知られているのが『メデア』でしょう。今回が日本初演となり、私たちがこの傑作の全貌を知る機会となります。演出は栗山民也さん。同劇場50周年の『リア』を演出されて以来、10年ぶりの登板となるそうです。奇しくも『エレクトラ』と並び、こちらももとになっているのは、古代コリントスの王女メディアを主人公にした愛と復讐のギリシャ悲劇。1953年のマリア・カラスによる名演が知られていますが、現代の日本でどのように描かれるのでしょうか。 出演はメデアが岡田昌子さんと中村真紀さんのダブルキャスト。指揮は園田隆一郎さん、管弦楽は新日本フィルハーモニー交響楽団。公演は5月27日(土)、28日(日)。

23/5/16(火)

アプリで読む