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クラシック業界ご意見番

東条 碩夫

音楽評論家

ラハフ・シャニ指揮 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団

バーミンガム市響と全くの同時期に、オランダからも名門オーケストラが来日する。「コロナ以前」の盛況が甦りつつあるのはうれしいが、財布の方がちょっと心配だ。 首席指揮者ラハフ・シャニは、イスラエル出身。まだ30歳代半ばで、日本ではまだ知る人ぞ知る的な存在だが、実はすでにイスラエル・フィルの音楽監督をも兼任、さらに2026年にはミュンヘン・フィルの首席指揮者に就任することも決まっているという、まさに破竹の進撃を続ける最注目株の俊英指揮者なのである。 来日公演のプログラムには、ブラームスの交響曲第1番や、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」の他、諏訪内晶子をソリストにチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、藤田真央をソリストにラフマニノフのピアノ協奏曲第3番が予定されている。豪華なラインナップだ。これもやはり、聴き逃せまい。 ・6月23日(金)サントリーホール ・6月24日(土)所沢市民文化センター ミューズ ・6月25日(日)ザ・シンフォニーホール ・6月26日(月)東京芸術劇場 コンサートホール ・6月27日(火)ミューザ川崎シンフォニーホール

23/6/14(水)

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