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クラシック業界ご意見番
東条 碩夫
音楽評論家
山田和樹指揮 バーミンガム市交響楽団
23/6/24(土)
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
このコンビは、7年前にも来日したことがある。当時、山田和樹は、まだ客演指揮者の立場だった。それがついに今回、首席指揮者として、かつてラトルがそのシェフだったこともあるこの名門オーケストラを率いて来るのである。世界に雄飛するわが国の指揮者たちの先頭に立つ「ヤマカズ」の、故郷に錦を飾る晴れ舞台だ。前回の来日で聴いた時には、彼とこのバーミンガム市響の相性はすこぶる良いようだった。先日バーミンガムのホールで行われた演奏会でも、山田和樹は聴衆から熱狂的な拍手を浴びたという。 今回の来日公演のプログラムには、エルガーの交響曲第1番やラフマニノフの交響曲第2番の他、樫本大進をソリストにブラームスのヴァイオリン協奏曲、チョ・ソンジンをソリストにショパンのピアノ協奏曲第2番も含まれている。日本の代表選手、ヤマカズに声援を送ろう。 ・6月24日(土)兵庫県立芸術文化センター ・6月25日(日)横浜みなとみらいホール ・6月28日(水)文京シビックホール ・6月29日(木)、30日(金)サントリーホール ・7月1日(土)愛知県芸術劇場
23/6/16(金)