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立川 直樹
プロデューサー、ディレクター
萩原朔太郎大全2023「幻影の『猫町』下北沢/朔太郎X線の彷徨」【再演】
23/7/15(土)
下北沢アレイホール
これはもう行ってみるしかないとチラシを見て思った。タイトルは「幻影の『猫町』下北沢/朔太郎X線の彷徨」。これだけでもぐっとくるが、口上がまた凄い。 <猫町>とは何者か? それは詩人・萩原朔太郎が 幻想譚小説『猫町』書いた地、下北沢。 「萩原朔太郎大全2023 in 下北沢」を名乗る舞台が、 今、<X線の街・下北沢>の今昔を闊歩徘徊する。 北原白秋が、中原中也が、大手拓次が、 大木惇夫が、三好達治が来訪す。 歌と朗読で綴れ織る北沢川の一幕。 朔太郎が終焉の地 下北沢に帰還して再度お出座し! そして舞台に立つのは、谷川賢作(作曲、ピアノ、朗読)、原田節(オンドマルトノ、歌、朗読)、波多野睦美(歌、朗読)、萩原朔美(朗読、朔太郎役)。企画・台本構成・演出は、見るに値するものを創り、読むに値するものを書き続けている大木雄高。これは見逃せない1日限りの公演だ。
23/6/27(火)