色使い、小物、家具、ファッション、カメラワーク、音楽、編集、そしてセリフ。すべてのパートがおしゃれで高感度。サブカルのお手本のような楽しさに満ち溢れている。映像を見ているだけでワクワク自分が洗練されていくような感覚になってくるのだ。優れた感性でデザインし、企画、立案、初監督したのはアートディレクター千原徹也監督だ。吉岡里穂、モトーラ世理奈、松本まりか、水曜日のカンパネラの詩羽といった4人の女優たちも大変魅力的。個人的には、モデルとしてはキャリアが長い“新人女優”の南琴奈に注目。見るものを巻き込む自然体の表情と存在感。今後ドラマ・映画で活躍するとみた。千原徹也監督、日本映画の新しい才能に乾杯。

23/6/26(月)