日本映画がここまでのスペクタクル大作を作れることをあらためて証明したアクション大作の続編。今回はストーリーもよい。前半、秦王（吉沢亮）と闇商人（杏）との温かな交流と中国ロケの馬群アクションにハラハラが止まらない。しかもここで泣かされるのだ。そして趙との闘い。怒涛のアクション。前作にさらに味を加えて、今回は軍師（大沢たかおVS片岡愛之助）の采配が勝利を決める頭脳戦だ。それはまるで将棋のようであり、その面白さと同時に、駒として戦う主人公・山崎賢人や清野菜名たちの壮絶な戦闘シーンに「これ絶対無理」と観ているこちらが追い込まれる快感。その興奮をさらに高める大沢たかおの怪演などなど。このシリーズさらに長く続けてほしい。

23/7/24(月)