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朝岡 聡

アナウンサー

バッハ・コレギウム・ジャパン 第156回定期演奏会 教会カンタータ・シリーズ vol. 83 トーマス・カントル 就任300年記念

今年はバッハがライプツィヒの聖トーマス教会のカントルに就任してから300年目となる。トーマス・カントルとは教会の音楽監督的な任務であり、27年間にわたるバッハのカントルの日々から多くの宗教名曲も生まれた。 この度の演奏会では、それを記念して1723年のトーマス・カントル採用試験曲として書かれたカンタータ第23番「汝まことの神にしてダビデの子よ」や正式就任後の最初のカンタータ第75番「貧しい者たちは食べて」、そしてコラール〈主よ、人の望みの喜びよ〉で知られる第147番「心と口と行いと生活が」が披露される。指揮とオルガン独奏は鈴木優人。 2曲の大規模なカンタータは、随所にバッハの意欲がみなぎっている。

23/7/4(火)

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