「音夏　おんなつ」は、フリーアナウンサーの永井美奈子さんがプロデューサーとなられ、2020年に始まった音楽祭。折しもコロナの影響で、あらゆるコンサートやイヴェントが軒並み中止や延期に追い込まれていたときでした。“Don’t stop the music”をテーマに掲げ、コロナで発表の場を失った音楽家たちに演奏の機会を提供したいと、東京・西麻布の「霞町音楽堂」で始まったこの音楽祭。今年は赤坂のサントリーホール ブルーローズを会場として行われます。 「音夏　おんなつ」が他の音楽祭と違ってユニークなのは、クラシック音楽の演奏会でありながら、ときに「リクエスト大会」となり「アーティストの半生を浮き彫りにするドキュメンタリー」となり、「フルート祭り」にもなってきたということ。2020年の初回はクラシック音楽史上初の24時間の音楽配信を行い、2021年は生演奏と配信のハイブリッド構成で開催。昨年はフルーティストの上野星矢さんらをゲストに迎え、フルートの様々な魅力を伝える演奏会が行われました。今年も、初回から「音夏　おんなつ」に協力し続けてこられた樋口達哉さん（テノール）らのご出演によるリクエスト大会（5月末に締め切り済み）を行うそうです。 7月17日（月）に霞町音楽堂による前夜祭。サントリーホール ブルーローズでの18日（火）のご出演は成田達輝さん（ヴァイオリン）、佐藤晴真さん（チェロ）、小森谷裕子さん（ピアノ）、19日（水）のご出演は樋口達哉さん、森谷真理さん（ソプラノ）、河原忠之さん（ピアノ）。いずれも楽しい時間となりそうです。

23/7/11(火)