7月22日、星組の『1789―バスティーユの恋人たち―』の東京公演が、東京宝塚劇場で開幕します。2015年に月組で初演され、翌年、同じく小池修一郎潤色・演出で東宝でも上演、その2年後に再演もされた、ドーヴ・アチアとアルベール・コーエンによるフレンチ・ロック・ミュージカルの待望の宝塚再演です。
初演では、主人公の青年ロナンを当時の月組トップスター龍真咲が演じ、トップ娘役の愛希れいかは、フランス王妃マリー・アントワネット役で、改めてトップ娘役というのは、トップスターの相手役ではなく、娘役のトップのことなのだと認識した作品でした。
今回の星組公演では、ロナンをトップスターの礼真琴、トップ娘役の舞空瞳は、その持ち味によく合ったロナンの恋人オランプを演じます。5人のトップの中でも一番フレンチ・ミュージカルへの出演が多く、ロックのリズムに乗せた歌唱が絶品の礼真琴を観るのがとても楽しみです。
出演はほかに、ルイ16世の弟アルトワ伯に、この公演後に専科に異動する瀬央ゆりあ、革命家デムーランに暁千星、ロベスピエールに極美慎、アントワネットはこの公演で退団する有沙瞳という顔ぶれです。