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水先案内人のおすすめ

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ジャンル横断、センスのいいセレクト

立川 直樹

プロデューサー、ディレクター

エリザベート 1878

オーストリア皇妃エリザベートと言えば、”シシィ”の愛称で親しまれ、ハプスブルク帝国が最後の輝きを放っていた19世紀末に、ヨーロッパ宮廷随一と言われたその美貌と型破りな生き方が映画向きであり、宝塚や東宝ミュージカルの人気演目にもなっているが、40歳になったエリザベートの1年間に焦点をあてた『エリザベート 1878』はこれこそが”映画表現の極致”とも言える作品だ。 史実に捉われない大胆かつ斬新な美術と音楽、自由奔放な演出で観客を酔わせてくれるのはオーストリア映画界を代表するマリー・クロイツァー。エリザベートは演技派ヴィッキー・クリープスで、第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で最優秀演技賞を受賞したのも納得。ローリング・ストーンズの名曲「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」のエレガントなリメイクには大拍手だ。

23/8/27(日)

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