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現代作曲家の立場で分かりやすく紹介

三枝 成彰

現代作曲家

FAZIL SAY 2023

ファジル・サイさんはトルコのアンカラ生まれのピアニスト。世に“鬼才”と呼ばれる人はあまたおれど、現代の音楽界で鬼才といえば、まさにこの人のことでしょう。「悪魔のように演奏する」というおそろしげなフレーズで表現されるその演奏は、まさに唯一無二。既存の枠にはまらない世界を見せてくれます。 9月14日(木)の東京・紀尾井ホールでの来日公演は“SAY PLAYS SAY”というタイトルのとおり、みずからの作曲による「クレオパトラ」「ニューライフ・ソナタ/3つのバラード」「パガニーニ・ジャズ・ファンタジー」「サマータイム・ヴァリエーションズ」「トルコ行進曲“ジャズ”」を続けざまに聴かせてくれるという待望のコンサート。 なかでも最注目は、今回日本初演となるヴァイオリン協奏曲第2番Op.82《イダ山》。日本が誇る天才ヴァイオリニスト、服部百音さんが演奏されるとなれば、自在に駆けめぐるピアノとヴァイオリンの共演が想像されます。あるいは、まったくこちらの予想をはずしてくるのか? これほど楽しみな機会はありません。

23/9/7(木)

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