バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のオペラシリーズ第3弾はヘンデルの名作『ジュリオ・チェーザレ』。ローマから遠征してきたチェーザレ(シーザー)とエジプトの女王クレオパトラの恋を縦軸に、愛と復讐と権力が絡む物語が、躍動するヘンデルの音楽で描かれる。
今回の公演ではクレオパトラを森麻季、チェーザレにカウンターテナーのティム・ミードが歌うほかアルトのM・B・キーラント、カウンターテナーのA・チャンスの海外勢に加え、松井亜希、藤木大地、大西宇宙…とBCJオペラの常連スターも集結。
バロック・オペラの上演に最適な規模と音響を持つ神奈川県立音楽堂なら、美声の饗宴とヘンデルの愉悦を満喫できるのは間違いない。