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名画座女子の極私的旧作邦画セレクト

のむみち

名画座かんぺ発行人

第36回東京国際映画祭

今年の5月に開催された第76回カンヌ国際映画祭にて『長屋紳士録』4K修復版がお披露目されたのがまだ記憶に新しい(飯田蝶子のあのしかめっ面がカンヌの会場スクリーンに映し出されたと思うと痛快!)ですが、同作を含めた小津安二郎監督作品30本が、この度の「東京国際映画祭」で上映されます。その内、『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』と『菊五郎の鏡獅子』は4Kワールド・プレミア上映とのこと。さらに、上映のみにとどまらず、三越劇場では、10/27(金)に記念シンポジウムを実施。本映画祭コンペティション部門の審査委員長でもあり小津安二郎と縁のあるヴィム・ヴェンダース監督をはじめ、黒沢清監督、ジャ・ジャンクー監督、ケリー・ライカート監督をゲストに迎えて小津の魅力の再発見に迫ります。また前日の10/26(木)には、小津の愛した俳優・佐田啓二の娘である中井貴恵さんが、『東京物語』を朗読するトークイベントも開催。新たにフィルムが見つかり長尺版の『突貫小僧 マーヴェルグラフ版』は、山崎バニラさんの活弁付きで上映されます。12/12に生まれ12/12に亡くなった小津の生誕120年という「ワン・ツー・イヤー」に、新たな小津ファンがたくさん生まれることを願ってやみません。

23/10/24(火)

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