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現代作曲家の立場で分かりやすく紹介

三枝 成彰

現代作曲家

パーセル・プロジェクト2023「チャールズII世のためのオード」

ヘンリー・パーセルは17世紀後半のイギリスで活躍した作曲家。バロック期のオペラの傑作『ディドーとエネアス』がよく知られています。私もこの美しいオペラが大好きなのですが、当時のイングランドの宮廷に職を得たということ以外、彼の他の作品についてはよく知りませんでした。800にも及ぶ作品があるというパーセルは、オペラ以外にも器楽曲、宗教曲など多岐にわたって作曲していますが、10月26日(木)、東京オペラシティ・リサイタルホールで行われる〈パーセル・プロジェクト2023〉のコンサートでは、「チャールズⅡ世のためのオード」が演奏されます。 17世紀初めのイングランド王、チャールズ二世は若きパーセルの才能を高く評価し、王立の弦楽合奏隊の専属作曲家兼指揮者として抜擢しました。パーセルも王の期待によく応え、多くの作品を書いたことでその名を世に知らしめました。そんなパーセルが王のために書いた初期の作品のひとつが「チャールズⅡ世のためのオード」。イングランドの王政復古時代の幕開けを作った王の偉業をたたえる頌歌です。 出演はソプラノが澤江衣里さん、藤崎美苗さん、アルトが青木洋也さん、布施奈緒子さん、テノールが石川洋人さん、中嶋克彦さん、バリトンが篠部信宏さん、加藤宏隆さん、リコーダーが相澤かずみさん、福岡恵さん、ヴァイオリンが宮崎蓉子さん、廣海史帆さん、ヴィオラが中島由布良さん、チェロが西沢央子さん、オルガンが山縣万里さん。

23/10/13(金)

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