いまや当たり前になった格安航空会社。しかし初期にはさまざまな規制や妨害で創設は容易なことではなかったのだということがわかる実話をベースにした映画です。 父危篤の報を聞き、故郷に戻ろうとするインドの空軍士官ネドゥマーラン。しかしエコノミー席は無情にも満席。ファーストクラスは空いていても、それだけの料金は払えない。結果、父の死に目に会えなかった彼は、誰でも格安で乗れる航空会社をインドで初めて作ろうと決意します。 でも、そもそも資金もなければ資金を出してくれる資産家とのコネもない。徒手空拳で走り回りますが、既存の大手航空会社は、さまざまな手段で妨害します。アイデアと情熱だけで、どうやって目的を達するのか。 「意志あるところに道は開ける」という言葉を文字通り貫いた男の半生は笑いあり涙ありです。もちろんインド映画ですから、楽しい踊りも随所に登場します。

24/1/8(月)