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クラシック業界ご意見番
東条 碩夫
音楽評論家
神戸市室内管弦楽団・神戸市混声合唱団 合同定期演奏会 ハイドン:オラトリオ《天地創造》
23/12/16(土)
神戸文化ホール 大ホール
「ハイドンの壮大なオラトリオ『天地創造』を神戸室内管が演奏」 旧約聖書の「創世記」と、ミルトンの「失楽園」から編んだ台本にハイドンが作曲したオラトリオ『天地創造』の全曲が、国内では久しぶりに演奏される。 第1部と第2部は混沌の中から人間やさまざまな動物が創造されて行く6日間の出来事が描かれ、第3部ではアダムとイヴの愛が描かれて、神への壮大な讃歌で結ばれるという大曲だ。特に「創世記」の部分では、ハイドンが音楽でいろいろな描写を行なっているのも面白い。第1部の結びをなす合唱「天は神の栄光を語り」は有名だ。 今回は神戸室内管弦楽団(1981年創立)を、一昨年音楽監督に就任した鈴木秀美が指揮する。このオーケストラは最近好調である。協演は姉妹団体の神戸市混声合唱団と、隠岐彩夏、櫻田亮、氷見健一郎の独唱者たち。
23/12/8(金)