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オペラと古楽をとりわけ愛する

朝岡 聡

アナウンサー

新国立劇場オペラ『エウゲニ・オネーギン』

4年ぶりに再演される新国立劇場での『エウゲニ・オネーギン』。チャイコフスキーの最高傑作の一つ。主人公オネーギンの心の軌跡が繊細な筆致の音楽で綴られてゆくところが魅力だろう。だからオネーギンはテノールではなくバリトン歌手が歌う。性格や心理描写に長ける声種ゆえに抒情的要素が必須だから。 この度のオネーギンを歌うのはウクライナ出身のユーリ・ユルチュク。そしてタチアーナはエカテリーナ・シウリーナと、共に新国立劇場初登場のコンビ。 このオペラは「出会い→すれ違い→再会→動揺と後悔…」と展開して起伏のあるストーリーのようだが、実は抒情的情景の列挙だとチャイコフスキーは言っている。その奥深さをじっくり味わいたい。

24/1/15(月)

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