ブレハッチさん(ピアノ)、祖国のオーケストラ、ワルシャワ・フィルと日本で久しぶりに共演!しかも演目はショパンではなくシューマンのピアノ協奏曲。聞くところによると、ブレハッチさんご本人の希望による選曲だそうです。
このオーケストラとブレハッチさんといえば、思い起こすのはやはり2005年ショパンコンクールのファイナルの様子。ツィメルマン以来30年ぶりの祖国からの優勝者となるかという場面、しかもそのピアニストはほぼショパンのような繊細さと芯の強さを感じさせるピアニスト。共演中のオーケストラのうれしそうな様子は忘れられません。そして思えばそこからまたすでに20年、ポーランドからの優勝者は出ていないわけです。
ポーランドの誇りたるピアニストとの日本公演、アンドレイ・ボレイコ音楽監督率いるオーケストラも、きっと楽しみにしているはず。そういう雰囲気が作る音楽からは、なにか特別なものが伝わってきますよね。会場で味わってみたいです。