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水先案内人のおすすめ

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春日 太一

映画史・時代劇研究家

モーニングショー「近衛十四郎の柳生武芸帳」

『柳生武芸帳 片目の忍者』2/20〜2/26に上映 ラピュタ阿佐ヶ谷のモーニングショーにて、近衛十四郎主演『柳生武芸帳』シリーズ全作品が連日上映されている。 近衛が演じる剣豪・柳生十兵衛のド迫力の殺陣を堪能できるシリーズだが、中でもオススメなのがシリーズとしては最終作となる『片目の忍者』だ(続く『十兵衛暗殺剣』は原作者も違うので、番外編の扱いとする)。 本作で十兵衛の率いる柳生軍団は囚われの姫を救出するミッションを課せられるのだが、敵の籠る砦の設定が凄い。幾重に張り巡らされた高い防壁から無数の鉄砲が張り巡らされている上に、広い荒野に建てられている。そのため、近づこうにも身を隠す場がない。 この難攻不落の砦をいかにして陥落するか。十兵衛さえ砦の中に入れられれば勝てる。ならば、ということで、柳生軍団は十兵衛の周りに人間の盾を築き、さらにひとりひとりが人間爆弾として特攻していくのだ。 おびただしい銃弾が降り注ぐ中を必死に防壁に迫ろうとする様は、まるで『プライベート・ライアン』。未DVD化作品でもあり、名画座で上映されるのも珍しい。この機会に、時代劇史上でも屈指の大アクションをスクリーンにて、是非ご覧いただきたい。 ※『柳生武芸帳 片目の忍者』はラピュタ阿佐ヶ谷のモーニングショー「近衛十四郎の 柳生武芸帳」(1/2〜3/4)で上映

24/2/11(日)

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