好評を博したデイヴィッド・マクヴィカー演出の『トリスタンとイゾルデ』が再演されます。前回、濃厚で陶酔的なワーグナーの世界をこの上ない形で再現してくれた大野和士が今回もタクトをとります。 歌手陣も充実。トリスタンを歌うのは、舞台俳優として出発し、近年ワーグナー歌手として注目を浴びているゾルターン・ニャリ。イゾルデは、2019年の新国立劇場『タンホイザー』で見事なエリーザベトを聴かせてくれたリエネ・キンチャ。そのほか、マルケ王にヴィルヘルム・シュヴィングハマー、クルヴェナールにエギルス・シリンス、そして、ブランゲーネに藤村実穂子という豪華な布陣が脇を固めます。 前回に劣らぬ素晴らしい舞台になることでしょう。

24/3/6(水)