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劇団四季と宝塚と歌舞伎をこよなく愛する

原田 順子

演劇ライター

ミュージカル『20世紀号に乗って』

ブロードウェイ・ミュージカル『20世紀号に乗って』が、3月12日から東京・渋谷の東急シアターオーブで開幕します。 『雨に唄えば』などで知られる名コンビ、ベティ・カムデンとアドルフ・グリーンが脚本、サイ・コールマンが音楽を手がけたこの作品は、1978年にハロルド・プリンスの演出で初演され、トニー賞ではミュージカル脚本賞、オリジナル楽曲賞など5部門で受賞しました。 日本ではこれまでに2度上演されていて、どちらもとても楽しく、今回も注目しています。初演は1990年。ヒロインの人気女優リリー・ガーランドを大地真央、元恋人の彼女に主演させて起死回生のヒットを狙う落ち目のプロデューサー、オスカー・ジャフィに草刈正雄という顔合わせで、同じ宮本亞門演出で大ヒットした『エニシング・ゴーズ』に続き、大地さんのスター性、コメディエンヌぶりが生かされた舞台でした。 2019年には宝塚雪組で、望海風斗のオスカー、真彩希帆のリリーという宝塚史に残る歌うまトップコンビが、この豪華列車を舞台にしたコメディに挑戦し、客席を笑いの渦に巻き込んで大評判を呼びました。 そして、映像でも活躍するクリス・ベイリーが振付・演出を担う今回の舞台も、宝塚版同様、オスカーが主役で、演じるのはNEWSの増田貴久、リリー役は珠城りょうが務めます。出演はほかに、オスカーのマネージャー、オリバーに小野田龍之介、宣伝担当オーエンに上川一哉、リリーの新しい恋人で映画俳優のブルースに渡辺大輔、スポンサーに名乗りを上げる製薬会社会長のレティシアに戸田恵子など、実力派がそろっていて楽しみです。

24/3/7(木)

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