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クラシック業界ご意見番
東条 碩夫
音楽評論家
東京・春・音楽祭2024 《アイーダ》(演奏会形式/字幕付)
24/4/17(水)~24/4/20(土)
東京文化会館大ホール
“東京・春・音楽祭 巨匠ムーティがヴェルディの『アイーダ』を指揮” 上野公園周辺のいくつかの会場を総動員して開催される「東京・春・音楽祭」は、今年は20周年記念にあたるため、プログラムもすこぶる大がかりである。その最大の呼び物が、このヴェルディのオペラ『アイーダ』(演奏会形式)であろう。なにしろ、巨匠リッカルド・ムーティが指揮を執るという、世界中のどの歌劇場でもめったに聴けない上演なのだ。彼が以前この音楽祭で指揮した、ヴェルディの『マクベス』や『仮面舞踏会』での、あの身の毛のよだつような迫真の演奏をご記憶の方も多いのではないか。 『アイーダ』は、古代エジプトを舞台に、エジプトの若き将軍ラダメス(ルチアーノ・ガンチ)、同国の王女アムネリス(ユリア・マトーチュキナ)、同国に囚われ奴隷となっているエチオピアの王女アイーダ(マリア・ホセ・シーリ)の三角関係の物語である。これを彩る音楽がまた言語に絶する素晴らしさで、有名な行進曲を核にした第2幕のエジプト軍凱旋の場をはじめ、悲劇的な心理描写を織り込んだ第3幕・第4幕など、オペラ・ファンの心をとらえて離さない。管弦楽は、特別編成の東京春祭オーケストラだ。
24/4/7(日)