碁盤斬り 映画 ニュース 24/3/29(金) 古典落語の有名な演目『柳田格之進』をもとにして、妻の仇討ちの要素も組み込んだ骨太な物語。『孤狼の血』の白石和彌監督が初めての時代劇を撮り、しかも主演が俳優として油の乗りきっている草彅剛とあって大いに期待できると思ったが、予想以上にすばらしい作品だった。何よりも草彅剛の重厚な演技が凄まじい。苦痛を呑み込み黙り込む姿も、殺意たっぷりに刀を構える姿も、どれも信じられないほどに良い。もはやSMAPの面影などどこにもないと言っていいほどで、日本映画界の至宝である。この初夏にいちばんの注目作。 続きをアプリで読む 続きをアプリで読む 次のページ 次のページ