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オペラと古楽をとりわけ愛する
朝岡 聡
アナウンサー
崎川晶子チェンバロリサイタル「バッハとヘンデル」
24/4/25(木)
日本ホーリネス教団 東京中央教会
チェンバロは誰が弾いても同じではない。音と音のはざまにある世界…余韻や陰影、響きの暖かさや歯切れの良さをいかに表現できるかが大事。チェンバロとフォルテピアノ奏者の崎川晶子の演奏は、まさにそれを堪能できる。 CD発売記念の今回のコンサートでは、バッハとヘンデルの作品を多彩にプログラムしている。共演はメゾ・ソプラノの波多野睦美とチェロの懸田貴嗣の2人。バッハのカンタータ85番からのアリアやヘンデルのオラトリオ「ヘラクレス」からの歌も予定されていて、そこでまた崎川のチェンバロの魅力が香り立つ…。 穏やかな知性からにじみ出る典雅な響きは、聴く人を必ずや幸せにしてくれるはず。教会の聖堂でじっくり楽しみたい。
24/4/14(日)