幸村誠原作の11世紀ヨーロッパのヴァイキングの成長と挫折を描く戦士の物語『ヴィンランド・サガ』を、舞台「戦国BASARA」シリーズなどを手掛けた西田大輔が主催するDisGOONieで、橋本祥平と北村諒を主演に迎え舞台化。これまでオリジナル作品を上演してきたDisGOONieにおいて、初の漫画原作演劇となる。 壮大な物語のため、今回は公演期間前半に「海の果ての果て篇」から始まり、後半に「英雄復活篇」を上演。「海の果ての果て篇」では、何故トルフィンが復讐鬼になっていったのか、「英雄復活篇」では、政権争いの過酷な王家の中で育ってきたために臆病なクヌート王子からの視点を中心に描く。トルフィンとクヌート、それぞれの成長と対比から物語を深く楽しめる仕組みだ。 連載開始当初からの原作ファンである西田の脚本に、幸村は、自分が言いたいことを拾い上げてくれている、とすでに絶大な信頼を寄せており、ストーリーはもちろん、西田演出の舞台ならではの、目まぐるしく展開される派手な殺陣やアクションも期待できるのではないだろうか。

24/4/7(日)