名作続きのピクサー作品の中でも、一部の観客から猛烈なリアクションが起こった『インサイド・ヘッド』。設定から考えると“頭の中ではこんなことが起こっています”話かと思いきや、公開後には「わかる！ 私も過去にライリーと同じ経験をした！」の声が続出しました。 というわけで続編も、思春期を迎えたライリーの頭の中の仕組み（新施設、新ネタを盛り込むだけでなく、前作の施設の変化も盛り込んでくる！）で観客を楽しませつつ、ラストはちゃんと感動の展開に持っていくあたり、さすが！ 何が起こるかは言えないのですがクライマックスは怒涛の展開で、感情のピークポイントが来た！と思ったら、もうひと山、さらにひと山！そのどれもが「物語上の展開」だけでなく「観客が過去に体験しているであろう記憶・感情」と結びついているのがポイント。私が観た回は試写室で驚くほど号泣している方、多数でした。 『トイ・ストーリー』や『ウォーリー』がそうであったように、本作もきっと10年後も誰かが熱烈に語っている、10年経っても思い出してはグッとくる。そんな映画に仕上がっています。 なお、私の推しはランス・スラッシュブレードです！あの動きを身につけたい！

24/8/2(金)