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映画のうんちく、バックボーンにも着目
植草 信和
フリー編集者(元キネマ旬報編集長)
サンセット
19/3/15(金)
ヒューマントラストシネマ有楽町
『サウルの息子』でカンヌ映画祭グランプリ、アカデミー賞外国語映画賞を受賞するなど、世界の映画界から注目されるネメシュ・ラースロー監督の待望の長編2作目。 舞台はオーストリア=ハンガリー帝国が栄華を極めた1913年のブタペスト。今は他人の所有物になっている亡き両親が遺した高級帽子店で働くことを夢見るイリス。しかしその帽子店は裏ではウィーンの王侯貴族に女店員を捧げるという深い闇をかかえている。ハプスブルク家崩壊寸前の退廃ムード、第一次世界大戦前の不安感など、ヨーロッパの中心都市の繁栄と...
19/3/11(月)