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クラシック業界ご意見番

東条 碩夫

音楽評論家

新国立劇場オペラ『夢遊病の女』

“新国立劇場秋のシーズン、『夢遊病の女』で開幕”    オペラ史上、旋律の美しさでは一、二といわれるイタリアの作曲家ベッリーニが、有名作『ノルマ』のひとつ前に作曲したオペラ『夢遊病の女』。わが国ではめったに上演されないオペラなので、体験するには絶好の機会だろう。夢遊病のため恋人から誤解され悩む村娘アミーナ。最後はハッピーエンドになるけれども、そこまでのストーリーはあれこれ起伏に富んでいる。だがとにかく、音楽が素晴らしい。 演出はバルバラ・リュックで、これはほぼ2年前にマドリードで初演されたプロダクションだが、評判はよかった。その時に指揮をしたマウリツィオ・ベニーニが今回来日し、東京フィルを指揮する。ヒロインのアミーナをクラウディア・ムスキオ、彼女を恋する青年エルヴィーノをアントニオ・シラグーザ、領主ロドルフォ伯爵を妻屋秀和、他の歌手陣だ。

24/9/27(金)

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