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オペラと古楽をとりわけ愛する

朝岡 聡

アナウンサー

新国立劇場オペラ『夢遊病の女』

楽器としての声の表現が一つの極みに達したのがベルカント・オペラの時代だろう。その時代を代表するベッリーニの作品が、シーズン開幕公演として新国立劇場では初めて上演される。 夢遊病とは眠っているうちに起きて行動し、再び眠って、その行為を全く記憶していない症状のこと。夢遊病に陥るヒロインの狂乱のアリアは細い橋の上を眠りながら歩く時に歌われるので、演出面でも見どころの一つ。結末の「ああ、思いもよらない歓び」も高音域の技巧を駆使した大きな聴きどころで、新星ソプラノ、C・ムスキオの歌唱に大いに期待したい。 彼女の恋人役はベルカントの大スターA・シラグーザで指揮はM・ベニーニとくれば、これ以上ない最高の布陣だ。

24/9/28(土)

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