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ロボット・ドリームズ

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ドッグはNYで一人暮らしをしていた。孤独のあまりCMで観た友達ロボットを購入したが……。2007年に出版されたサラ・バロンのグラフィックノベルをパブロ・ベルヘル監督がアニメ化。ディズニーや日本アニメのような個性あふれるキャラクターと違って印象に残る絵柄ではない。でも、絵が動き出すと途端に心がやどり、愛おしくなっていく。動物を擬人化した世界ではあるのに細かい生活描写はリアルだ。描き込まれた街並やくすんだ色調はNYの匂いがする。特にセントラルパークでのアース・ウィンド・アンド・ファイアーの「セプテンバー」に乗ったドッグとロボットのダンスは楽しい! また、タクシー運転手がインド象だったりと、NYの人種ネタなどがあってクスっとさせられる。ちなみに本作はセリフが一切無い。街の音や音楽はあるが、言葉の音声はないのだ。原作もセリフ無しのコマ漫画形式なのでそれに沿っているのだろうが、かえって絵で細かいニュアンスを伝える演出に繋がっている。ちょっとチャップリンやウディ・アレンのコメディのような余韻が残り心にしみる。これから「セプテンバー」聞くとダンスシーン思い出しちゃうな。