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クラシック業界ご意見番

東条 碩夫

音楽評論家

新国立劇場オペラ『ウィリアム・テル』

“新国立劇場がロッシーニの『ウィリアム・テル』を上演”         国内勢の活躍に目を向けよう。大野和士芸術監督が率いる新国立劇場オペラ部門の新シーズンが好調だ。10月の開幕公演、ベッリーニの『夢遊病の女』(先月のこの欄で推薦)は、馴染みのないオペラにもかかわらず、大勢の観客を集めた。11月には、これも日本ではほとんど上演される機会のなかったロッシーニ最後のオペラ『ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)』を、国内初の原語(フランス語、字幕付)舞台上演で取り上げるという意欲的な活動である。 シラーの原作によるストーリーはあまりにも有名だ。総督ジェスレルの圧政に苦しむスイスの村。反旗を翻したウィリアム・テルは、総督に捕らえられた息子の頭上のリンゴを弓で射貫けと命じられ……。これらのエピソードもちゃんと折り込まれている。 演出はヤニス・コッコス、題名役にゲジム・ミシュケタ、志士アルノルドにルネ・バルベラ、皇女マティルドにオルガ(オリガ)・ペレチャッコ、悪代官(総督)ジェスレルに妻屋秀和、その他の出演。大野和士が東京フィルを率いて全員を指揮する。

24/11/9(土)

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