元宝塚月組トップスターの月城かなとが、退団後の最初の作品として、大阪と神奈川でコンサートを開きます。『de ja Vu（デジャヴュ）』というタイトルの通り、どこかで観たことがあるような懐かしさを感じさせながらも、これまで観たことがなかったまったく新しい月城かなとが観られるステージになるということで、とても楽しみです。 構成・演出・振付は、宝塚でもショーの振付を手がけていて、月城のことも宝塚時代からよく知っている港ゆりかが担います。ちょっと珍しいと思うのは、他の出演者に宝塚のOGが1人もいないこと。そして何より、11月21日から24日までの梅田芸術劇場メインホール公演では、初日と2日目にスペシャルゲストとして、ジャズギタリストの横田明紀男が参加し、29日から12月1日までのKAAT 神奈川芸術劇場公演では、初日の2回にヴァイオリニストで作曲家の川井郁子が登場することでしょう。“楽器とセッションしたら素敵！”という発想から生まれた企画だそうですが、何が飛び出すのか、ワクワクします。 そのほか、ファンにもお馴染みの宝塚時代の歌や、初めてチャレンジする新たなジャンルの歌などを、90分間、休憩なしでたっぷり披露してくれるそうなので、期待したいですね。演技力には定評のある月城が、歌やダンスにどんな芝居心を盛り込むのか、それも気になるところです。 月城の出身地でもある横浜のKAAT公演では、11月30日16時30分の回で、全国の映画館でのライブ・ビューイングとライブ配信が、12月1日の千秋楽にもライブ配信が予定されています。

24/11/19(火)