“パーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマ―フィルが来日” 　　　　　 切れのいい鮮烈な演奏スタイルで人気のあるドイツ・カンマ―フィルハーモニー管弦楽団が、おなじみのシェフ、パーヴォ・ヤルヴィとともに、2年ぶりに来日する。ノン・ヴィブラートで演奏する弦楽器、バロック時代の管楽器などによる明快でシャープな、そして瑞々しい音色と強烈な推進性を持った演奏が彼らの真骨頂だ。 プログラムは各種あるが、今回はモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」や同31番「パリ」、「ドン・ジョヴァンニ」序曲、ピアノ協奏曲第23番、シューベルトの「未完成交響曲」、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲など、古典派作品が中心である。初期ロマン派の作品「未完成交響曲」も、おそらく古典派作品的な、端整なスタイルで演奏するだろう。 このコンビは、いつもスリリングな音楽を聴かせてくれるのだ。

24/11/29(金)