フランスの女性監督ディアーヌ・キュリスが、1977年に発表した半自伝的映画が日本初公開となる。 13歳のアンヌと15歳の姉フレデリックは同じリセに通っている。しかし姉妹でも10代の2歳差は大きく、姉はボーイフレンドとキャンプ旅行に出かけて喧嘩別れをしたり、親友が無断で出奔して騒ぎになったりなど、様々な経験を経ていく。アンヌも姉の周囲の騒動に加わりたいが、味噌っかす扱いでなかなか相手にされない。空回りして衝動的になったアンヌは万引きをしかけて、母に失望させてしまう。その母も父と別れてからは、新しい恋人とベッタリで、姉妹は幼くして愛は永遠のものではないと心に刻むのだった。学校での政治活動や友人関係の変化など、十代の揺れ動くさまを見事に捉えた少女映画の代表作！

24/12/9(月)