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三枝 成彰
現代作曲家
ネマニャ・ラドゥロヴィチ presents ドゥーブル・サンス
25/1/24(金)
東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル
ネマニャ・ラドゥロヴィチさんは1985年、セルビア生まれのヴァイオリニスト。ドイツのザールラント州立音楽演劇大学、ベオグラード大学に学び、フランスのパリ国立高等音楽院に入学。さらに演奏家としての腕を磨きます。 2003年にハノーファー国際ヴァイオリンコンクールなど5つのコンクールで第1位に輝いたほか、受賞多数。2017年にはフランスの芸術文化勲章シュヴァリエも受章されました。ミュンヘン・フィル、ベルリン・ドイツ響など世界クラスのオーケストラとの共演も重ねています。2014年にはドイツ・グラモフォンと契約、アルバムもリリース。従来のヴァイオリニストのイメージを覆すロック・スターのような風貌と超絶技巧により、新たな時代の注目株となっています。 1月24日(金)、東京・初台の東京オペラシティ・コンサートホール:タケミツ・メモリアルで行われるコンサートでは、欧州の精鋭演奏家集団「ドゥーブル・サンス」と共演。ベートーヴェンの「ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調『クロイツェル』」を、みずから編曲したソロ・ヴァイオリンと弦楽合奏版で披露してくれるそうです。そのほかバッハの「ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調」「ヴァイオリン協奏曲 ニ短調(原曲:チェンバロ協奏曲)」も聴かせてくれるとのこと。どんな世界が展開されるのか予測不能で、興味をひかれます。同25日(土)には東京・葛飾区のかつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホール、26日(日)には兵庫県・西宮市の兵庫県立芸術文化センター・KOBELCO大ホールでも公演が予定されています。
25/1/16(木)