オペラにコンサートにと引っ張りだこの二人の歌手、ソプラノの小林沙羅とバリトンの大西宇宙が歌います。リサイタルの前半は、『フィガロの結婚』や『セビリアの理髪師』、『ウェスト・サイド・ストーリー』の楽しい名曲、そして後半はメノッティ作曲のオペラ『電話』。このオペラは1947年にニューヨークで初演された現代オペラの傑作です。登場人物は二人だけ。エスプリのきいた男と女の世界が繰り広げられます。クスリと笑いたくなるオペラです。
ピアノ伴奏を担当するのは、オペラ指揮者としても大活躍の河原忠之。音楽の楽しさを心行くまでに味わえるリサイタルになるでしょう。